シーズン5
第12話「明かされたもの」INTO THE SCHWARZWALD
足下が崩れて落下したニックとモンローは地下墓地を発見し、それが地図にあった教会だと悟る。当時の人々のように考えた結果、壁に埋め込まれた十字の盾の奥に青銅の箱を発見。箱の7つの鍵穴のうち5つは持参した鍵で開くが、2つ足りず開かないためポートランドに持ち帰ることにする。
カッケンコプフ
ドイツ語で「まぬけ頭」という意味合いのフンコロガシに似たヴェッセン。ヴォーガすると毛髪は消え、頭部全体が茶色い皮膚で覆われる。平坦な盾のような前頭部と後頭部の間が裂けて細かく鋭い歯のようなものが生え揃い、また口腔内にも逆三角形の鋭い歯が並ぶ。鼻の脇からは細長い触覚が生え、鼻は平坦になって顔の中に埋まっている。瞳の周囲には皮膚が盛り上がり、こめかみには皺が寄る。気性は粗暴かつ粗雑。キレやすく、また怒りをコントロールすることなく周囲に当たりちらすなど、実に暴力的。
Wettbewerbsgewinner
ドイツ語で「競技の勝者」という意味合いの鳥と爬虫類の混ざったような、トカゲに似たヴェッセン。ヴォーガすると頭部はトゲのある緑色の硬い皮膚に覆われる。
「テンペスト」『ここまでは 前口上にすぎぬ』
『テンペスト』は、英国の劇作家ウィリアム・シェイクスピアによる戯曲。ナポリの王やミラノ大公らを乗せた船が嵐で遭難した。一行は名も知らぬ孤島に漂着する。その島に住んでいたのは、かつてミラノ大公であったが弟にその地位を追われたプロスペローと彼の娘、ミランダで、プロスペローは島で魔術を研究しているのだった。また船を難破させた嵐はプロスペローが妖精エアリエルを使って起こしたものだった。一行のうち、ナポリの王子ファーディナンドは一人さまよううちにミランダと出会い、2人は恋に落ちる。ファーディナンドはミランダとの結婚を申し出るが、プロスペローから難題を持ちかけられる。弟への復讐を胸に抱いてきたプロスペローであったが、過去の罪を悔いた弟たちを赦すことを決意する。