海外ドラマ「GRIMM/グリム」

第1話「新たなる刺客」BAD TEETH

18年ぶりに死んだはずの母親ケリーと再会したニックは動揺する。一方、ジュリエットがこん睡状態だと知ったレナードは何かを察知し、アダリンドの母親キャサリンにアダリンドの行方を厳しく問いただす。

モヴェ・ドン

フランス語で“Bad Teeth”の意味を持つ、サーベルタイガー(剣歯虎)型のヴェッセン。ちなみに剣歯虎というのはネコ科の食肉獣で、上顎の犬歯がサーベル状(長くて薄い)になっているグループ。“グリムの死神”によりコンテナ船の船倉に監禁され、グリムの末裔であるニックのいるオレゴン州ポートランドまで送られた。船内では、コンテナに隠れていた密入国者を捕食し、壁に血でグリムへのメッセージと“グリムの死神”のアイコンである鎌の絵を書いてニックを挑発する。たいへん危険なヴェッセンでニックの母親曰く「獰猛な殺人マシーン」。過去にたった一匹で村を全滅させた凶悪なものもいる。行動は猫に似ており、獲物を観察し、どこかに隠れてじっと待っている。獲物に陰から飛びついて噛み付き、死に至らしめる。

「ザ・セカンド・カミング」『血に汚れた潮が押し寄せ 純真な儀式をのみ込む』

アイルランドの詩人・劇作家で1923年ノーベル文学賞受賞者であるウィリアム・バトラー・イェイツ(1865-1939)による『マイケル・ロバーツとダンサー』に収録されている詩「ザ・セカンド・カミング」からの引用。イギリスの神秘主義秘密結社“黄金の夜明け団”のメンバーでもあったイェイツは、アイルランド各地で民話を聞き集め、「妖精にさらわれた男の子」などのアイルランド妖精物語をまとめた昔話集を出版している。

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