シーズン2
第8話「別の顔」THE OTHER SIDE
高校のクイズ大会に出場する予定の生徒ピアースとそのライバルたちは練習のあと一緒に食事へ。帰り道、その中の1人ブランドンが魔物に襲われて死亡する。翌朝生徒たちに事情を聞くニックたちは、彼らのコーチをしているドン・アンカーと会う。アンカーはニックたちを見るなり、「犯人を早く見つけろ」と厳しい口調で食って掛かりその際に“ローウェン”に変身する。
ジニオ・イノーキュオ
天才を意味する「genio」と、無害を意味する「innocuo」を合わせた造語。ヴェッセンではたいへん珍しい種族で、グリムの祖先による1833年の記録によればガラパゴス諸島で発見されるまで、グリム一族は彼らを見た事がなかった。頭部は人間に似ているが、ヴォーガ(変身)した時は亀のような顔と皮膚になる。爪は砂を掘るときなどに出て来る。性格は内気で閉鎖的。知的で心優しいため、暴力的傾向は一切無く、また敵と戦うための筋力もたいへん弱い。当時ヴェッセン狩りをしていたグリムにとってたやすく“始末”できた、と述べられている。彼らはまたとても知能が高い種族でもある。
「ピノキオの冒険」『“木の操り人形を作ろうと考えたのさ。踊って 身をかわし 宙返りもできる人形を”』
「ピノキオの冒険」はイタリアの作家・カルロ・コッローディによる児童文学で1883年に初出版された。大工が、自分の意志で話をする丸太をみつけ、それをゼペットじいさんがもらいうけ、丸太で木の人形を作って「ピノキオ」と名付けた。勉強が嫌いで楽しいことばかりに目がいくピノキオはゼペットじいさんの小言も無視して家を出てしまう。忠告してくれるコオロギの話にも耳をかさず、芝居小屋の親方の巧みな嘘にひっかかり、狐と猫にも騙されてあやうく殺されそうになる。海上へ逃げ出したピノキオだが今度は巨大なサメに飲み込まれてしまう。命からがら助かったピノキオは反省し、真面目に勉強するようになった。すると妖精が現れ、ピノキオの夢を叶えてくれて、ピノキオは人間の子供になることができた。