シーズン5
第10話「七騎士の地図」MAP OF THE SEVEN KNIGHTS
ライプチヒで古書店を営むモンローのおじフェリックスは、友人の骨董商アンドレアから古書の鑑定を依頼される。それはプラハ在住のヨゼフ・ネボイシャという老人が残したもので、全20冊の貴重なグリムの本だった。フェリックスは本を店に持ち帰ってモンローに電話し、友人のグリムに本を売りたいと持ちかける。
アヌビス
アヌビスについてはシーズン3第15話「古代の神々」を参照。本編に登場したアヌビスは“ブラック・クロー”のチェコ支部に所属している。
「ユリシーズ」『僕は歴史という悪夢から 何とか目覚めたい』
アイルランドの作家ジェイムズ・ジョイスの小説で、プルーストの『失われた時を求めて』とともに20世紀を代表する小説とされる。物語は、冴えない中年の広告取りレオポルド・ブルームを中心に、ダブリンのある一日(1904年6月16日)を多種多様な文体を使って詳細に記録している。タイトルの「ユリシーズ」は「オデュッセウス」のラテン語形の英語化であり、18章からなる全体の構成はそれぞれの章が、ホメロスの「オデュッセイア」との対応関係を持っている。英雄オデュッセウスは冴えない中年男ブルーム、息子テレマコスは作家志望の青年スティーヴン、貞淑な妻ペネロペイアは浮気妻モリーに置き換えられており、オデュッセウスの20年にわたる旅はたった一日の出来事として描かれる。「ユリシーズ」の物語が展開する6月16日は、現在“ブルームズデイ”としてアイルランド各地で祝われている。