シーズン5
第11話「鍵の目印」KEY MOVE
ニックたちは黒い森のヴォルフアッハという町にグリム騎士の宝が隠されていることを知る。地図にひとつだけ尖塔ではなく十字架のある教会を見つけ、そこが隠し場所だと睨み現地へ行くことに。ブラック・クロウの手先のテロリスト、マールワン・ハナノがポートランド入りして数日たつが、HWも居場所がつかめず……。
モヴェ・ドン
モヴェ・ドンについてはシーズン2第1話「新たなる刺客」を参照。
Uhranuti
“悪の眼”という意味のファルコンに似たヴェッセン。ヴォーガすると、頭部は硬い羽根状のものに覆われ、鼻の位置は黒い嘴となる。皮膚も黒くなり、額と目の周辺のみ、皮膚が露出する他は頭部同様に羽根で覆われる。人間状態の時に毛髪を染めても、ヴォーガ時の羽根の色は常に黒い。素晴らしく視力が良く、遠くの物体の細部までを見通すことができるため、狙撃手などを生業としている。人間相手には体力的にかなり勝り、易々と相手を殺害することができる。冷酷な性格で、犯罪や暗殺に対して罪悪感はない。
Ungeziefer Greifer
ドイツ語で「害虫」と「かぎ爪」を合わせた名前でイタチに似ているヴェッセン。ヴォーガすると、耳が伸びて大きくなり、頭髪部分は灰色の毛皮のようになる。鼻はやや丸くなり、少し盛り上がった口からは2本の小さな牙がのぞく。イタチ同様に顎が強く、敵対したものを強い力で噛むことができる。実に臆病で、いつもビクビクしており、また用心深く、グリムのような敵を瞬時に察知し、正体を見分けることができる。
「白鯨」『真実の場所は どの地図にも載っていない』
『白鯨』は、アメリカの小説家ハーマン・メルヴィルによる長編小説。19世紀後半の大捕鯨基地、ナンタケット。アメリカの捕鯨船団は世界の海で捕鯨を行っていた。捕鯨船ピークォド号に乗り込んだイシュメイルは船長のエイハブと出会う。彼は昔、彼の片足を奪ったマッコウクジラ“モビィ・ディック”に並々ならぬ復讐心を抱いており、白鯨を悪魔の化身だと憎んでいた。数年後、一行は太平洋の日本沖でついに白鯨を発見し、凄まじい執念で追跡を開始する。白鯨との激闘の末、船は沈没し、イシュメイルは漂流の末、救われるのだった。本作は実際に捕鯨船に乗って捕鯨に従事したメルヴィルの体験をもとに書かれ、何度も映画化されている。