海外ドラマ「GRIMM/グリム」

第7話「デカピターレ」COLD BLOODED

腕をもがれた男性の死体が発見された。さらに下水道を点検中の作業員が脚をもがれ殺される事件が起き、現場付近からは腕をもがれた被害者の物も含め、いくつもの盗難品が見つかり、同一犯の犯行とみられた。人間離れした殺し方から、ヴェッセンの犯行を疑ったニックは、グリムとして地下道へと向かった…。

ゲラムカエダス

ゲラムカエダスはラテン語で「冷酷な殺し」の意味を持つ、アリゲーター似のヴェッセン。ヴォーガすると顔の両端まで裂けた大きな口に鋭い歯がずらりと並ぶ。緑色の固い皮膚に覆われ、毛髪や耳は消失する。また鋭い鉤爪を持つ。怪力を持ち、人間を簡単に引き裂いて振りまわす。ゲラムカエダスに噛みつかれたらまず助からない。大きな体の割に素早く動くことができる。ゲラムカエダスは最古の種族のひとつでルーツは古代ローマにあり、カリグラ帝の時代に近衛兵として仕え、新設された水道の警固をしていた。ローマ帝国が滅んだ時、地下水道に逃げこんで処刑を免れたと伝えられている。彼らには休眠期があり、その間は自分用にしつらえた穴蔵にこもって略奪品で食いつなぐ習性がある。1916年のロンドンの下水道でグリムがゲラムカエダスと対峙した際、グリムたちは特別製の呼吸器と、対ゲラムカエダス武器“ヴァンブレイス”を使用して戦った。“ヴァンブレイス”にはゲラムカエダスの絵が描いてあり、グリム一族に代々伝えられている特製の武器。ゲラムカエダスとグリム一族とは昔から敵対関係にあり、彼らはグリムをラテン語で“首をはねる”という意味の“デカピターレ”と呼び、代々子孫にグリムの恐ろしさを伝えている。

ジークバースタ

ジークバースタについてはシーズン1第8話「復讐のゲーム」を参照。

「ジョン・ドライデンの名言」『1階席の迷惑な観客たちは容赦なく放っておこう』

ジョン・ドライデンは17世紀英国の詩人・文芸評論家・劇作家。王政復古時代のイングランド文学は「ドライデンの時代」として知られるほどの影響力を持った。主な作品に「グラナダの征服」「すべて恋ゆえに」「オイディプス」「アンフィトリオン」「アンボイナ」など。引用された言葉はドライデン詩集収録の「エピローグ」からの言葉。ドライデンは名言でもよく知られ、「最初は人が習慣を作り、それから習慣が人を作る」「男というのは大きくなった子供に過ぎない」「平和そのものは、仮面をかぶった戦争である」「決意は遅くとも、実行は迅速なれ」などがある。

PAGE TOP