海外ドラマ「GRIMM/グリム」

第13話「凶事の前触れ」REVELATION

違法な焚火を調査していた森林局員がバラバラ遺体で発見された。局員は死ぬ前にウォーデンが盗んだトラックのほかにジープがあると報告しており、共犯者がいる可能性が考えられた。ニックが頭皮剥ぎ殺人の件で相談に来たと知ったモンローは急いで連絡を取り、ハンク抜きで来いと伝えてきた......。

ヴィルデスヘーア(2)

ヴィルデスヘーアには、「カッチャ・モルタ」(亡者の狩り)という別名もある。モンローによればカッチャ・モルタは「ケアザイタ・シュリッヒ・ケネン(ヴェッセンではないが、ヴェッセンのことを知る者)にはちょいと危険過ぎる」敵。彼らはヴェッセンたちに古来から伝わる伝説の戦士であり、「怖いグリム」を倒してくれる絵本の主人公だったが、同時に恐るべき凶事の前触れでもあった。地獄の門が開いてそこから飛び出た悪魔なので、一刻も早く食い止める事が何より肝心だとされる。言い伝えによれば前触れとしてまず雷鳴が鳴り響き、風が唸りだす。するとヴィルデスヘーアが地獄から現れる。彼らは狩人なので、強い戦士を狩ってその命を奪う。また頭皮で作ったおぞましい外套により、あらゆる武器から守られており、戦場ではまさに不死身の力を持つ。グリムの日記によれば「連中は恐らく(聖書の「サムソンとデリラ」の物語のように)サムソンと同じ弱点を持つと思われ、力の源であろう髪を奪うことができれば倒せるのではないか」とのこと。ジュリエットの調査では、頭皮をはぐという習慣は紀元前44年頃のスキタイ人に始まり、他に中世ドイツの重要な法律書「ザクセンシュピーゲル」に有罪になった凶悪な犯罪者への処罰として頭の皮を剥ぐ刑について記されている。

「ヘンゼルとグレーテル」『だがすぐにまた 一家は閉塞感に襲われた』

グリム童話収録。「ヘンゼルとグレーテル」についてはシーズン1第10話「臓器ビジネス」を参照。一度は機転を利かせて家に戻ってきた兄妹だったが、やがてまたすぐに家の中に食べるものがなくなり、夫婦は子供二人を追い出すしかなくなってしまう。

「サムソンとデリラ」

サムソンとデリラは、旧約聖書・士師記13章〜16章に登場する人物。イスラエルの民がペリシテ人に支配され、苦しめられていた頃。ダン族の男マノアの妻は不妊であったが子供を身ごもる。生まれた子はサムソンと名付けられ、神に捧げられた子なので、「ぶどう酒や強い飲み物を飲まないこと 、「汚れたものを一切食べないこと 、そして「生まれる子の頭にかみそりをあてないこと の三つを守るように言われた。サムソンが成人すると、あるペリシテ人女性との結婚を望むが、宴席でのいざこざから大きな報復事件へ発展し、サムソンは神に与えられた怪力で多くのペリシテ人を殺した。捕らえられるが、主の霊に守られたサムソンは脱出する。その後サムソンは士師(古代イスラエルを裁いた人々)として二十年間イスラエルを裁き、デリラという女性を愛するようになった。ペリシテ人はデリラを利用してサムソンの力の秘密を探ろうとした。サムソンはなかなか秘密を教えなかったが、とうとう「頭にかみそりをあててはいけないという 秘密を話してしまう。デリラの密告によってサムソンは頭をそられて力を失い、ペリシテ人の手に落ち、目をえぐり出されてガザの牢で粉をひかされるようになった。ペリシテ人はサムソンを見世物にするが、神に祈ったサムソンが力を取り戻し、つながれていた二本の柱を破壊する。サムソンは多くのペリシテ人を道連れにして死んだ。

「ワイルドハント」

ワイルドハントについてはシーズン3第12話「戦士狩り」を参照。

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