海外ドラマ「GRIMM/グリム」

第11話「再捜査」TO PROTECT AND SERVE MAN

7年前にハンクが逮捕した男フェレンの死刑執行が目前に迫っていた。フェレンはクレスキ兄弟という男性2人に発砲し1人を殺していた。フェレンはハンクに逮捕される際、2人はまるでモンスターみたいなものに変身し自分を食べようとしたから撃ったと主張していたが……。

ウェンディゴ

語源はカナダ南部からアメリカ北端のインディアンたちに伝わる民間伝承の憑依霊の呼び名(呼び方には地方によって様々なバージョンがある)で、その霊に憑かれると気分が塞いで一切の食べ物を受け付けなくなり、人肉を食べたくなるという。銀灰色の毛で覆われているが頭頂部にはほとんど毛がない。歪んだ唇、黄色い目、尖った耳を持ち、歯は牙のように鋭い。また彼らの息は焦げた肉のような匂いがする。痩せ形だが力は強く、たいへん凶暴。殺人に罪悪感をもたず、食糧としての殺人と食人行為に及ぶ。食べた人間の残骸を、自分が住んでいる場所に埋める習性がある。グリムの祖先がウェンディゴの情報を得たのは1759年、アルゴンキン族の長からで、グリムは洞窟の中に大量の死体を発見した。また当時のグリムは2日後実際にウェンディゴに遭遇したが、仕留め損ねている。グリム一族は、かの連続殺人鬼ジェフリー・ダーマーもウェンディゴだった可能性があると考えている。

「ウェンディゴ」『その獣は“野性の呼び声”の化身 人々に自己の崩壊をささやきかける』

イギリスのホラー小説、ファンタジー作家であるアルジャーノン・ブラックウッドによる怪奇小説「ウェンディゴ」 。カナダの山中で鹿狩りをしていた一行は二手に分かれた。若い神学者シンプソンは陽気なカナダ人の案内人デファーゴと組んで湖の向こうへゆくが、シンプソンは何かが「デーファーゴー!」と叫ぶ声を聞く。その夜テントでうなされていたデファーゴが突然失踪する。思えば彼らは周囲で奇妙な臭いをかいだことがあって、以来デファーゴはずっと何かに怯えていた。失踪したデファーゴを探すシンプソンは、雪の上の足跡の間隔が次第に広がり、最後には飛んででもいるかのように消えてしまったことに気づく。恐ろしくなったシンプソンは命からがら残りのチームに合流するが、全員で探してもデファーゴは見つからなかった。一行は、デファーゴは錯乱して失踪したのだと考えようとしたが、その夜、焚火の前に、奇妙な姿になったデファーゴが戻ってきた。錯乱し、もはや食べ物も受け付けず、シンプソンたちのこともわからなくなったデファーゴは、またもや一瞬のうちに消え失せて二度と見つかることはなかった。

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