シーズン4
第10話「異端審問」TRIBUNAL
ヴェッセンラインに捕まったモンローは森で異端審問にかけられ、別種結婚とグリムとの交流を非難される。一方ニックたちの捜査でチャーリー・ライケンがヴェッセンラインのグランドマスターだと判明する。唯一の糸口のアッカー巡査をウーが追及することになるのだが……。
バウアーシュヴァイン
バウアーシュヴァインについてはシーズン1第6話「宿怨」を参照。
ヴェッセンラインの儀式
セクンドム・ナトゥレ・オルディネム・ヴェッセン(ヴェッセンライン)の裁きの儀式はグランドマスターと呼ばれるボスの指示によって執り行われる。メンバーはヴォルフスアンゲルを施した赤いローブに身を包み、顔は仮面で隠す。引き出された異端者(インプーロ)は、"裁きに適するようにインプーロを清める"ため、「我らセクンドム・ナトゥレ・オルディネム・ヴェッセンの古法に従い、すべてのものは血によりて浄化されるべし。血を流すことなしに真の贖罪はない」という文言と共に被告に血をふりかける。その後、異端審問が開始される。傍聴人メンバーの前で、検事による告発内容の読み上げ、裁判官による判決へと続く。ちなみにモンローへの告発内容は「別種結婚」「グリムとの交流」。
「モンテ・クリスト伯」『復讐の神よ 我に悪党を懲らしめさせたまえ』
1844年から1846年にかけて、フランスの大手新聞「デバ」紙に連載されたアレクサンドル・デュマ・ペールによる小説。日本では「巌窟王」として知られる。無実の罪で監獄に送られたマルセイユの一等航海士、エドモン・ダンテスは政治犯が収容されるマルセイユ沖のシャトー・ディフ(イフ城)に投獄され、生涯出所できないようにされる。自殺を図るまでになったダンテスだったが、隣りの独房に投獄されていたファリア神父から学問を学ぶ。病に倒れた神父はモンテクリスト島に隠された財宝の在り処をダンテスに託して亡くなる。ダンテスは神父の遺体の代わりに棺に入って脱獄に成功するが、その時、投獄からすでに14年の月日が過ぎていた。財宝を手に入れたダンテスは事件を独自に調査。その後9年にわたる準備の末、イタリアの貴族モンテ・クリスト伯爵として富と権力と知恵を駆使し、自分を陥れた相手に復讐を開始する。