第2話「信頼の結び目」TRUST ME KNOT
レナードは特殊部隊突入を命じ、ニックは投降を決意するが、特殊部隊員が棒に触れた途端、閃光と共に部隊は全員記憶をなくして倒れる。トンネルに逃げ込んだニックは棒と布の力に魅入られ手放しがたくなるが、イヴは彼を説得して布の力を解明しようとする。一方、レナードはアダリンドを呼び出してアリバイ工作を頼むが……。
信頼の結び目
信用できない者同士が取引する場合に相互不信を解決するための儀式。縄の結び目に誓いを立て、破った者は窒息死する。方法は、2人の人間がそれぞれロープの端を持つ。2人が取引に合意すればヘクセンビーストが縄に血をたらし「これは血の誓い 先に破った者は死ぬ 信頼を毀損すれば結び目が殺す」という呪文をかけ、縄が絞首刑用の縄に変化する。
「アンドレ・マルローの名言」『人は自覚している姿より 包み隠す中に本性がある』
フランスの作家、冒険家、軍人、政治家。代表作として「王道」、「人間の条件」、「アルテンブルクのくるみの木」などがある。第二次世界大戦中はフランス軍に入隊し、その後ナチスドイツによる占領下ではレジスタンスとして戦った。シャルル・ド・ゴール政権で長く情報相、文化相を務めた。1974年に来日、伊勢神宮に参拝もしている。