第1話「逃亡者」FUGITIVE
イヴは黒い森で見つけた棒でニックが自分を救った事を知り、それによって自分に変化が起きたことに気づく。その後スパイスショップで敵の遺体を処理しようとして死体に手をつかまれ、あの世へ引きずり込まれそうになる。それは死者が天国へ行くために無垢な魂を道連れにしようとして起こる“死の把捉”という状態だった。
フントイェガー
フントイェガーについてはシーズン1第18話「レジスタンス」を参照。
死の把捉(はそく)
死や地獄を恐れる者が無垢な魂を差し出して天国に行こうとする事象で、死体が生者の体に触れると生者が硬直状態に陥る。最古の記録は古代エジプトと推測される。対処法は、死体が掴んでいる体の一部を切り離すこと。
「オルダス・ハクスリーの名言」『おそらくこの世は 別の惑星の地獄なのだろう』
イギリスの作家オルダス・ハクスリーによる言葉。1894年イギリス生まれ、1916年にオックスフォード大学を優等で卒業し、卒業後に20代で作家デビューした。1932年に発表された代表作「すばらしい新世界」は、胎児の頃から生化学的に管理され、洗脳教育によって欲求が満たされ、管理されていることに疑問すら抱かない市民が生きる管理社会を描く。神秘主義研究にも大きな関心を寄せ、「サイケデリック」という言葉は、ハクスリーと精神科医ハンフリー・オズモンドが文通上で作り出した。ハクスリーの名言は数多く、「世界であなたが改善できるものはひとつしかない。それはあなた自身である」などが知られている。